結婚したければ、 アイドルオタクになれ! 東村アキコ①

初夏の陽気に桜も開花🌺
こんにちは ぎーたです!

中森明夫さん編の最終章(全2回)は、『海月姫』や『東京タラレバ娘』などのドラマ原作漫画の著者である、東村アキコさんの力を借りますf(^^;)
キーワードは「アイドル」です。
かなり強引な無茶な継ぎ接ぎになりますが、
なんとか着地させるためにどうかご寛恕をm(_ _)m

さて、中森明夫さんの「寂しいから大丈夫」の理由の続きです
《僕なりの推測を交えて》まとめると、それは
③「寂しい人は人を惹き付ける力があるから」大丈夫
さみしい人は精神的な飢餓にさいなまれているので、ユーミンが自嘲気味に語ったように、本能的に人の気を引こうとします。
これはスティーブ・ジョブズの名言《Stay hungry》そのものです
つまり寂しい人は人気者に、モテる人になるためのリソースが豊富とも言えるのです。
僕なりの比喩で言えば
「寂しい人は《無意識にナチュラルに》捨てられた子犬の目をしている」
だから大丈夫。

そしてこの「人を惹き付ける力」は「アイドル」にとっての最大の武器でもあります。
中森さんによるとアイドルの生育環境には社会経済的に恵まれない、又は精神的余裕がない複雑な家庭が少なくないそうです。
片親、血の繋がりがない家族、世間から後ろ指を刺されるような職業…
例えば酒井法子のりピーの実父は元暴力団の組長。そして「母」はなんと4人いる。 生みの母(乳児の時に父とは別の男と駆け落ち)、育ての親にあたる伯母、そして父親の再婚相手と再々婚相手。母の存在ひとつとっても複雑な家庭環境で育っているわけです。

アイドルとは恒常的な《Stay hungry》の状態で育ち、サバイバルのために人を惹き付ける力を磨かざるを得なかった人たちなのかもしれません。
また、アイドルになった後でも「あの芸能人を紹介してよ。業界人なんだから便宜はかってよ」と要求をする同級生や友達が多く、それを断り続けるうちに疎遠になり、「あいつ調子にのってる」と学校でいじめられることも多いそうです。
女性アイドルが摂食障害になるのは珍しくもない普通のこと、と中森さんは言います。
このようにアイドルは芸能界の厳しい生存競争に巻き込まれている一方で、それまで仲が良かった友達が減ってゆく。
その苛烈な寂しさが、ファンに好きになってもらうための魅力に転化しているのかもしれません。

④「寂しい人はアイドルと同じだから、そしてアイドルとの繋がりを糧にできるから」大丈夫。
実はこのような趣旨のことは中森さんの著書に明言されてはいないません。
言外の意味を汲んだ僕の創作のようなものです、ご容赦くださいf(^^;)。
アイドルが孤独と共に生きているというのは③で述べた通りです。
ではアイドルとの繋がりを糧にするとは?
具体例で言えば、中森さんが「僕は誰かに出会うために生まれてきた」言うとき、それは誰のことなのか?その中にアイドルが含まれるであろうことは間違いないと僕は確信しています。
なぜなら、文化評論や小説家としての力量と実績がありながらもなおアイドル評論の仕事をメインに続ける中森さんにとって、アイドルは人生を賭けた対象である。
そのように僕には見えるからです。

また「50を過ぎて未婚、子供もいない。このまま独りで死んで行くだろう」とクールに客観的に自己分析できるのは、出会ったアイドルたちとの大切な思い出が胸にあるからではないでしょうか。
そもそも中森さんが「寂しさ」を絶対肯定するのは、寂しさと共に育ち寂しさと共に生きるアイドルにエールを送りたいからではないか。
そうとさえ感じられます

では、アイドル評論家ではなくアイドルと個人的な接点がない僕たち一般人の場合はどうなのでしょうか?
いい年してアイドルファンをやってたら、搾取?されるだけではないのか?
恋人もできず、婚期を逃すだけではないか?
その観点から次回は論じます。
その際に東村アキコさんの卓見!が助けとなります
以下のblogを参照させて頂きました
http://stereorynch.hatenadiary.jp/entry/2017/01/14/233901
東村アキコ先生が語る 結婚するたった一つの冴えたやり方」
『すべてはモテるためである』の時にも感じましたが、いや~、はてなブログには素晴らしい書き手がいらっしゃいますすね!

to be continued…
Seeya😺  Have a good day☺